服の好みがわからないときはどうすればいい?
服の好みがわからないときは、最初から「好きな系統」を決めようとせず、着ていて落ち着く服・避けたい服・生活に合う服を少しずつ分けて考えると見つけやすくなります。好みは最初からはっきりしている必要はなく、実際に着た感覚から後から分かることもあります。
服の好みがわからないときに最初にすること
まずは、手持ちの服を「よく着る」「着ない」「迷う」の3つに分けてください。ブランドや流行ではなく、実際に着ている回数を基準にすると、自分の好みを客観的に見やすくなります。
- よく着る服:着心地や色、形など、気に入っている理由を考える
- 着ない服:サイズ、素材、色、手入れのしやすさなど、避けている理由を考える
- 迷う服:好きだけれど着る場面がないのか、着にくい理由があるのかを分ける
たとえば、よく着る服に「ゆったりしている」「黒や白が多い」「洗濯しやすい」という共通点があれば、それが現時点での自分の好みや必要条件です。
「好き」ではなく「着やすい」から考える
服の好みがわからない場合は、「どんな服が好き?」という質問に答えようとすると迷いやすくなります。先に、どんな服なら一日中過ごしやすいかを考えてみましょう。
次の項目をそれぞれ選ぶと、服を選ぶ基準が見えてきます。
- ぴったりした服、ゆったりした服
- 軽い服、しっかりした生地の服
- 無地、柄物
- 明るい色、暗い色、中間的な色
- 手入れが簡単な服、多少手間がかかっても見た目を優先する服
- 動きやすい服、形をきれいに見せる服
「好きかどうか」は決められなくても、「これは落ち着かない」「この素材は苦手」といった感覚なら判断できることがあります。苦手な条件を明確にするだけでも、選択肢をかなり絞れます。
服の好みを見つける4つの方法
1. 好きな服の画像を集める
雑誌や通販サイト、SNSなどから、気になる服の画像を10枚ほど保存します。高価な服や、実際には着ない服が含まれていても構いません。
集めた画像を見比べて、共通している要素を探します。たとえば、次のような項目です。
- 色や色の組み合わせ
- 服のシルエット
- 襟や袖などのデザイン
- 素材感
- カジュアル、きれいめ、スポーティーなどの雰囲気
- アクセサリーや靴を含めた全体の印象
画像そのものを再現できなくても、共通点が自分の好みを考える手がかりになります。
2. 反対に「着たくない服」を書き出す
好きな服がわからないときは、嫌いな服や避けたい服から考える方法もあります。「派手な色は落ち着かない」「肌が出る服は不安」「アイロンが必要な服は続かない」など、具体的に書き出してください。
ただし、「着たくない」と感じる理由が、服そのものではなく、体型への不安や周囲の目である場合もあります。自分の好みと、他人からどう見られるかへの不安は、分けて考えることが大切です。
3. 1回に1つだけ変えて試す
服装を一度に大きく変えると、何が自分に合わなかったのか分かりにくくなります。普段の服に、色だけ変えたトップスを合わせる、靴だけ変えるなど、1回の買い物や着用で変える要素を1つにすると判断しやすくなります。
着た後は、次の3点をメモしましょう。
- 着ていて落ち着いたか
- 動きやすかったか、手入れしやすかったか
- また着たいと思ったか
「似合っているか」だけでなく、実際に過ごしやすかったかを記録すると、見た目の印象に左右されすぎずに判断できます。
4. 試着してから決める
写真で好みだと思った服でも、着ると素材やサイズが合わないことがあります。反対に、画像では興味がなかった服が、着るとしっくりくる場合もあります。
試着では、鏡の前で立つだけでなく、腕を動かす、座る、普段使う靴と合わせるなど、実際の動作を試してください。肩や首、ウエストなどに違和感がある服は、デザインが好みでも着る回数が減る可能性があります。
服の系統を無理に決めなくてもよい
「きれいめ」「カジュアル」「ストリート」などの系統は、服を探すときの目安です。必ず1つに決めなければならないものではありません。
たとえば、平日は動きやすい服、休日は少しきれいめな服を選ぶように、場面によって好みが変わる人もいます。「自分は何系か」よりも、どの場面で、どんな気分で、どんな服を着たいかを考えたほうが実用的です。
| 考える条件 | 選ぶときの例 |
|---|---|
| 過ごす場所 | 職場、学校、外出、自宅など |
| 優先したいこと | 動きやすさ、見た目、着心地、手入れのしやすさなど |
| 避けたいこと | 締めつけ、透け、チクチク感、派手さなど |
| なりたい印象 | 落ち着いた、明るい、清潔感がある、個性的など |
服を買う前に決めると失敗しにくい条件
好みが定まっていない時期は、服をたくさん買って試すより、先に最低限の条件を決めるほうが失敗を減らせます。
- 着る場面を1つ決める
- 色や形など、試したい要素を1つ決める
- 手持ちの服と3通り以上合わせられるか考える
- 立つ、座る、歩くなどの動作で違和感がないか確認する
- 洗濯や保管の方法が自分の生活に合うか確認する
「気に入ったから買う」だけでなく、「何と合わせて、いつ着るか」まで決めてから購入すると、タンスにしまったままになる服を減らせます。
周りの意見だけで服を決めない
家族や友人、店員などの意見は参考になりますが、他人が「似合う」と言う服が、自分にとって着やすい服とは限りません。意見を聞くときは、「似合うか」だけでなく、「どこがそう見えるのか」を具体的に尋ねてみましょう。
そのうえで、着心地や自分の気分も含めて判断してください。人から褒められても自分が落ち着かない服は、無理に定番にする必要はありません。
好みが変わるのはおかしいことではない
年齢、仕事や学校の環境、体調、生活スタイルによって、着たい服は変わります。以前好きだった服を着なくなったり、今まで選ばなかった服が気になったりしても、不自然なことではありません。
今の自分に必要な服を選び、数か月後にまた見直しても問題ありません。服の好みは一度決めて終わるものではなく、着た経験を重ねながら変わっていくものです。
服の好みがわからないときは、手持ちの服を「よく着る・着ない・迷う」に分け、着心地や避けたい条件を確認することから始めましょう。系統を無理に決めず、画像を集める、試着する、1つずつ変えて試すという方法で、自分が自然に選ぶ服の共通点を見つけていくと判断しやすくなります。